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広島県広島市在住。日本近代史大好きの会社員です。
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いやいや。降伏文書調印の日です。

8月のブログ投稿が一切なく自分でドン引きしてます。


暑さも和らいだので、そろそろ部屋で創作できる。うん。


さて。今年は終戦70年という節目もあり、
いろんなところでいろんな講演や特集が行われています。
8月は歴史関係の講演・フォーラムに2回。
今月は1回ととりあえず歴史関係のあれこれに飛びついております。

本当ならばレポ代わりにブログ書き込みしたいところ。
いや、しなきゃいけん!(広島弁)

ようやく仕事も落ち着いたのでやります。



その前に、9/2なので終戦70年らしいことをちょこっと。

70年といわず、最近になって思うのですが、
経験談を語られる方が増えてきていると思う。
それはきっと、人それぞれの思いに発するのだと思うけれど、
年々「語り継ぎたい」「語り継がねば」という当時の経験者の方をお見かけする。
メディアでも。周囲でも。

もちろん私自身は当事者ではないけれど、広島(原爆体験)という土地柄、
「語り継ぐ」というものに触れる機会は昔から多かった。
しかしそれを差し引いても増えてきている。
それは一体どうしてなのだろう。

それぞれの人で動機は違うかもしれないけれど、
きっと「この記憶をつなげなければいけないんじゃないか」という
焦燥のような思いなのではないかと思った。

きっと戦争を経験してきた方々にとって
今という時代にそういう危機感のようなものを感じられているのではないだろうか。

元来、日本人は良くも悪くも忘れやすい気質があると思っている。
忘れる作業はある意味で、前向きになる原動力にもなるが、
過去の経験を活かす作業をおろそかにもさせる。
その気質を本能的に私たち日本人はどこかで認識しながらも、
なかなか「忘れない」作業ができていない。


もし、経験者の方々が「忘れられる」事に対する危惧を感じているのであれば、
私たち未経験者(経験しないに越したことはないが)は、「忘れない」努力が必要だろう。

しかもそれは学問的な意味ではなく、できるだけ身近に現実的な「記憶」として忘れない事。

学問的にだけの記憶には活かされるための力にはおおよそならないだろうから。
教科書で読んで知識で知って、「知ってるよ、70年前に戦争があったんだ」ではそこで終わってしまう。
記憶も記録も未来に活かさなければいけない。

言葉でえらそうに言っちゃいましたが、それが一番難しいんですがね。
やはり時が過ぎるごとにその記憶はどんどん遠いものになってしまうのは必然なのだろう。
けれど、その過去を「知ろう」とすれば、少しはその距離を縮められるのではないだろうか。

広島は原爆で町を吹き飛ばされることで、
町・人・生活・歴史につながる記録が一気に消失してしまった。
町を歩いて過去に出会う事は、ほかの町よりも少ない気がする。

けれど、小さい頃から原爆で負ったやけどを持つ人や病気に苦しむ人が身近にいた。
逆に身近にいる事で当たり前に思うようなところもあったが、
歴史を知って学んで、何があったのかと当時に目を向けると、
身近にいる人やあるモノが持つメッセージを感じることが出来ます。


伝えなければと思われている経験者の方々も必死かもしれない。
それと同じく知る側の私たちも必死になるべきかもしれないと思う。
経験者・未経験者が同じ時間を生きている今を生きる私たちのもっとも取り組むべき事ではないだろうか。




長々と書いてしまいました。
読んでくださった方、ありがとうございました(^0^;)
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